ここ最近の神ドラフト(後編)

前回に引き続き、個人的な神ドラフトを書いていきたいと思います。

もしそちらをまだ見てない方は、是非そちらもご覧ください。

今回は14年からの指名選手になるので、たまらんあの選手が入ってくる可能性も‥!

では、始めさせて頂きます。

 

14年ドラフト1位 高橋光成 投手 右打右打

前橋育英

13年夏の甲子園、2年生エースとして初出場の前橋育英高校を甲子園制覇に導いた優勝投手。

久しぶりにライオンズは1位を公言したうえで、一本釣りに成功。

光成投手は何と言っても、1年目の史上最年少月間MVPの大活躍。8月にプロ初先発を果たすと、2試合目で初勝利、3試合目で初完封を記録し、8月だけで4連勝。両リーグ合わせても最年少での受賞記録を樹立させた。

翌年以降も1年目の様な期待が大きかったが、3年間は思うような成績を残せなかった。

しかし、結婚して背番号も西口コーチから継承した13に変更した19年は、ついに二桁勝利を達成。やはり、どうしても1年目のインパクトが強い投手だったので、光成投手にしては時間がかかった様に感じるが、やはり二桁勝利を達成して本当にファンとしても嬉しく思う。

打てるもんなら打ってみろと言わんばかりの腕の振りから、150キロを越すストレートに落差の大きいフォークを投げる若き豪腕。荒さはまだあるが、ライオンズのローテを向こう10年守ってもらいたい。

 

14年ドラフト3位 外崎修汰 右投右打 内野手

弘前実業高〜富士大

入団時は正遊撃手候補。現在は、内外をこなす野球界トップクラスのユーティリティプレーヤーとなった外崎選手。内野3ポジションを守れ、俊足を活かしたプレーが魅力だったが、入団から2年は思うような成績を残せなかった。

転機は17年、辻監督に外野の挑戦を勧められ、外野の守備に就くと、持っていた素質が覚醒。元々の俊足に強肩、打撃でもパンチ力のあるバッテイングを披露し、二桁ホームランと二桁盗塁を記録し、一躍レギュラーの仲間入り。

翌18年は6番ライトで開幕からレギュラーとして、19年は今度はセカンドにコンバートして、連覇に大きく貢献。守備位置や打順はほとんどどこでもOK、俊足に強肩、パンチ力のある打撃と小技を当たり前の様にこなす選手は、ほとんどいないだろう。

味方からすれば他では代えが効かない選手。相手からしたら、欲しがられる選手の代表格だと思う。

貧しいリンゴ農家出身のプロ野球選手。アップルパンチで所沢と、出身地の青森県を盛り上げて欲しい。

 

15年ドラフト1位 多和田真三郎 投手 右投右打

中部商業高〜富士大

山川選手、外崎選手に続いて、3年連続富士大からの指名となった投手。

多和田投手の特徴は何と言っても独特な投球フォームと球筋。重心を低くして、マウンドすれすれから放たれるストレートは浮き上がる軌道を描いてミットに収まる。ノビのあるストレートを軸にスライダーやフォークを投げ分ける本格派先発タイプの投手。

肩の怪我があり、実戦は少し遅れたが、入団2年で通算12勝、2年目オフに日本代表として登板するなど徐々にだがステップアップ。

そして3年目、開幕6戦6勝を皮切りに、1年間チームで唯一ローテを最後まで守り、リーグ最多の5完投を記録、16勝で最多勝のタイトルを獲得。左の菊地投手と左右のダブルエースとして大活躍し、優勝に大きく貢献した。

ちなみに18年は多和田投手が投げると援護率が高くなり、オリックス戦と相性が良かった。

しかし、19年は調整不足(?)で不安定な投球が続き、シーズン途中に発覚した不整脈から自律神経失調症を患ってしまった。

20年はリハビリからのスタートとなる。18年の最多勝右腕で、他の右投手にはない球筋を誇る彼の復帰を1日でも早く願っている。

 

16年ドラフト1位 今井達也 投手 右投右打

作新学院

名門、作新学院のエースとして3年時に夏の甲子園制覇に導いた高校BIG4の一角。光成投手が力強く荒々しいストレートなら、今井投手はキレがありスピンの効いたストレートを投げるタイプ。

しかし、2年目の開幕前に未成年喫煙が発覚し、謹慎となってしまったが、6月にプロ初先発で初勝利。悪いイメージでのスタートだったが、高卒2年目で5勝をあげ、見事野球の結果で信用を取り返した。

19年は21歳の若さでローテの柱に定着。四球の多さや、得点後の吐き出し癖など課題はあるものの、1年間ローテを守り切り優勝に再び貢献。

好不調の波が激しいタイプではあるが、良い時はインコースに速球が決まり、そう簡単には打てないピッチングを披露する。4年目の今季は、二桁勝利と規定投球回到達を大いに期待したい。

 

16年3位 源田壮亮 内野手 右投左打

大分商業高〜愛知学院大〜トヨタ自動車

社会人No. 1内野手の評価を受け、阪神などが狙っていたがライオンズが3位で指名。この指名が、ライオンズ浮上に繋がる重要な指名となった。先に申しておくが、源田選手は書くのが多少長くなりそうなのでご了承を。

監督通信簿でも軽く触れたが、16年のライオンズはエラー数ワースト、ショートのレギュラー不在、さらに一発はあるものの、あと一歩の繋がりを欠き、三振数もリーグワースト。それらを源田選手で全て解決出来た。

プロ入り前は、安定した守備と俊足が持ち味で、打撃が課題の為、打撃面はそこまで期待はされてなかった。それでも辻監督は守備力の高さを買い、開幕スタメンで起用。

36年振りルーキーをショートで起用を皮切りにここから快進撃が始まる。数試合後に2番ショートで固定されると、球団新人安打記録、盗塁記録、三塁打記録を次々と更新。終わってみれば史上初ルーキーからショートでフルイニング出場を果たし、リーグ2位の37盗塁で期待された走力もアピール。文句なしの新人王を獲得。

2年目は強力山賊打線の繋ぎ役として、ほとんど2番ショートで2連連続のフルイニング出場、優勝に大きく貢献。3年目は死球の影響でフルイニング出場が途切れてしまったが、堅実な繋ぎ役は健在。2連覇に大きく貢献した。また、同い年で同じ大分県出身の元乃木坂46衛藤美彩さんとの交際、結婚も話題となった。

固い守備に3年連続30盗塁以上を記録する、今となっては、ライオンズの歴史の中でも5本の指に入る名ショートではないだろうか。

1年目でレギュラー、2年目で優勝、3年目は連覇と結婚、そして4年目はキャプテンに就任。まさに、プロ野球会のシンデレラボーイである。#源田たまらん

 

16年ドラフト5位 平井克典 投手 右投右打

飛龍高等学校〜愛知産業大〜Honda鈴鹿

サイドスローからのストレートとスライダーやシンカーで揺さぶる、今やライオンズに欠かせないセットアッパー。相性は「平井様」「平井プロ」など。何故そう呼ばれるのかは後ほど。

即戦力として期待され1年目から登板。ショート、ロングリリーフや先発の早い回で降板した時の登板など状況を問わず投げる事から、万能型の右腕として2位浮上に貢献。2年目以降は7回または8回のセットアッパーとして活躍。横滑りするキレのあるスライダーを武器にブルペンを支えてきた。

3年目は歴代2位の81試合に登板。肩を壊す心配もされたが、本人曰く「投げる方が良い」らしく7回8回の回跨ぎもしばしば。それでも安定感は抜群で、黙々と仕事をする所から平井プロなどの相性がついた。

今季は投げすぎの影響が出ないか不安だが、平井投手以上に安定感のある中継ぎがいない為、今年も頼りざるを得なくはなると思う。

それでも抑えてくれる平井投手は、職人肌のリリーフなのだろう。

 

17年ドラフト2位  西川愛也 外野手 右投左打

花咲徳栄

夏の甲子園花咲徳栄高校を、埼玉県勢初の優勝に導いた3番バッター。独特なタイミングの取り方の打撃フォームから、ヒットを量産する俊足巧打タイプの選手。大胸筋のケガもあったが、ライオンズが上位でないと獲れない選手と評価して、2位で指名。

1軍出場はまだ無いが、1年目のフォームから3番を打ち、打撃の天才の予感がする。

元野球経験者の日ハムファンの弟も、ドラフトでどうしても欲しかった選手だと言ってた。

未来のレギュラー候補を、僕も実際2軍で見た事があるのだが、本当にあの打撃はお金を払って観る価値がある。

秋山選手が抜けた今、チャンスは充分にある。もしかしたら今年のブレイクもあり得るので、今後も目を離さず注目したい。

 

17年ドラフト4位 平良海馬 投手 右投左打

八重山商工

ラストは高校時代は打者としてもパワフルな打撃を披露したが、投手でプロ入りした平良投手。

2年目の7月に早くも初登録されると、そこからの投球が凄まじかった。ガッチリとした体格から放たれるストレートは弱冠19歳にして150キロを軽く越し、多くのファンが虜になった。

その後優勝争いをする頃に再び一軍で起用され、強い球を投げられる若手投手が出てきてくれた事でブルペンの救世主となった。結果、逆転優勝を果たし、平良投手は優勝への最後のピースの様な形となり優勝メンバーの一員となった。

馬力のあるストレートは最速158キロ。これはライオンズ史上最速の球速記録だという。

相性は男梅らしいが、本人は気に入ってない様子。唸る豪速球を武器にセットアッパー、抑えのポジションと良いニックネームを獲得して欲しい。

 

というわけで、神ドラフトを2つのパートに分けさせてもらって書きました。

ライオンズは偶数年のドラフト3位野手は伸びるジンクスがあるのですが、山野辺選手にはそれを継承して欲しいですね。

ドラフト1位がほとんど投手で活躍してる投手が多いので、1位指名に関しては大丈夫かなと思います。

今回はこの辺で

 

 

p.s.

源田選手‥、羨ましいぞ‥!

甲子園優勝投手の松坂、今井、光成投手がいて甲子園連覇した森選手のバッテリーはアツイ