2020年ドラフト会議 指名結果

先程、2020年のプロ野球ドラフト会議が終了致しました。

まずは、指名された12名の選手の皆様、ようこそライオンズへ!いちファンとして皆様の入団を心から歓迎致します。2020年ライオンズはどの様な選手を指名したのか、簡単に振り返りたいと思います。

 

ドラフト1位 早川隆久 ×

外れ1位 渡部健人 内野手 右投右打

日本ウェルネス高→桐蔭横浜大 神奈川県出身

・大学BIG2の一角早大早川投手を4球団競合で外し、ハズレ1位で強打の三塁手、右の大砲の渡部選手を指名。13年の森選手以来、7年ぶりの野手1位指名。ちょっと予想外の指名でしたが、かなりロマンを感じる選手だと思います。

持ち味は見た目通りのパワー。ただ破壊力があるだけでなく、柔らかさも兼ね備える打撃は右方向にもホームランを放てます。さらには高校時代はショートを守っていた事もあり、100キロを超えた体重に似合わず、サードの守備も軽快で、50m6.3秒の意外な(?)俊足も持ち味。

打席での雰囲気はスラッガーそのもので、相手に与える威圧感は大きいと思います。

中村選手、山川選手の後釜としての期待を大きく背負う未来の4番候補。人気の出そうなキャラクターと共に、ハマのおかわりくんとしての活躍を大いに期待したいです。

 

ドラフト2位 佐々木健 投手 左投左打

木造高→富士大→NTT東日本 青森県出身

・即戦力として期待される、社会人卒剛腕サウスポー。制球力にはやや課題を残すものの、MAX152キロのストレートとチェンジアップのコンビネーションで次々と三振を奪う。先発と中継ぎをこなせる起用さも併せ持つ。

大事な試合の先発マウンドも任されるなど、マウンド上での度胸も良さそうなタイプです。

 

ドラフト3位 山村崇嘉 内野手 右投左打

東海大相模高 東京都出身

・サード、ショート、外野などを中心に複数ポジションを守る事が出来る3拍子揃った実践型の大型内野手。名門チームでのプレーやU-15の日本代表選出など経験も充分。高校通算49発を放ったパワー、木製バットでも対応できるミート力を併せ持つ。タイプとしてはオリックス吉田正尚選手に近い、打撃型内野手に成長を期待してます。

 

ドラフト4位 若林楽人 外野手 右投右打

駒大苫小牧高→駒澤大 北海道出身

・近年日本プロ野球でも需要が高い、右打ちの俊足、強肩、強打の身体能力に秀でたアスリートタイプの大型外野手。将来的には、日本ハム大田泰示選手の様な大型外野手になる事を期待します。大卒ながらも持ち前の身体能力の高さで、まだまだ伸び代を感じます。

 

ドラフト5位 大曲錬 投手 右投右打

西日本短大付高→福岡大(準硬式)  福岡県出身

準硬式野球部出身の異色の経歴を持つ、MAX154キロのストレートを投げる剛腕。表面がゴムの準硬式球で150キロを超えるストレートを投げられるので、硬式球ではさらなるスピードアップが期待できます。

奪三振に優れたタイプで、先発中継ぎでもストレートで押して、三振を奪うパワー型のピッチングに注目したいです。

 

ドラフト6位 タイシンガー・ブランドン大河 内野手 右投右打

沖縄・石川高東京農業大北海道オホーツク

沖縄県出身

アメリカ人の父を持つハーフ特有の身体能力の高さを活かしたプレーが持ち味の大型内野手。肩がものすごく強い。

北海道リーグの中で、パワフルな打撃を披露し、1位の渡部選手と同様かなりロマンを感じる好素材の選手。また、早くもハーフ顔のイケメン内野手としても人気が出そうです。

 

ドラフト7位 仲三河優太 外野手 右投左打

大阪桐蔭高 栃木県出身

・本指名の大トリを飾るのは、多くのOBが活躍されてる大阪桐蔭高校出身の左の強打者。3位の山村選手と共にU-15の日本代表、名門で中軸を任されるなど実績も充分。投手だったが、故障で野手へと転向した。パンチ力と選球眼が大きな武器で、元投手らしく外野からの強肩も光る。

 

育成1位 赤上優人 投手 右投右打

角館高→東北公益文化大 秋田県出身

・MAX153キロのストレートを投げる本格派投手。元々ショートをやっていて、大学入学後に投手に転向した為、さらなる伸び代が期待出来る。元々ショートをやっていたという事もあり、フィールディングも良く、野球センスを感じるタイプ。

 

育成2位 長谷川信哉 外野手 右投右打

敦賀気比高 京都府出身

・4番打者としても起用されて、強肩とミート力に長けた、パンチ力のある打撃が持ち味の大型外野手。選球眼も優れるタイプで、将来的に広島鈴木誠也選手の様な右の強打者になって欲しいと思います。

 

育成3位 宮本・ジョセフ・拳 右投右打

豊川高→愛知学院大 外野手 三重県出身

・ガーナ人の父を持つタイシンガー選手同様身体能力に優れたタイプ。50m5.9秒の俊足、目を見張る様なレーザービーム、有り余るパワーと魅力満点な選手。チームを盛り上げる明るい性格も魅了の選手です。

 

育成4位 豆田泰示 右投右打

浦和実業高 投手 埼玉県出身

・小柄だが、スピンの効いたストレートを投げる地元埼玉県出身の本格派右腕。やや四死球が多いのが課題。奪三振力に優れるタイプで、勝負所でのギアの上げ方も上手い印象。日本ハム吉田輝星投手の様なタイプの投手になりそうです。

 

育成5位 水上由伸 投手 右投右打

帝京三高→四国学院大 山梨県出身

・大学で投手、外野手してプレーする二刀流の選手。打っては首位打者、投げては最多勝最優秀防御率に輝く。どちらも高いレベルで兼ね備えるが二刀流で行くのか、それともどちらかに絞っていくのか、非常に気になる所。

 

というわけで12名の選手を簡単にまとめてみました。今年は面白い指名だと感じました。また、野手はスラッガー系が多く、上手く成長が行けば‥と期待が膨らむロマンを感じる指名だと思いました。

全員が一軍のレギュラー、エースになってメットライフドームで活躍する事を願っております。これから頑張ってください!

 

p.s.

来年の戦いは今日から始まっている