12球団戦力チェック セリーグ編

開幕前のプロ野球ネタ第2段は、12球団別の戦力、投打のキーマンを挙げていきたいと思います。

あくまで個人的意見なので悪しからず

 

では、今回はセリーグからどうぞ

 

昨年1位 読売ジャイアンツ

主な入団

投手 井納翔一(FA)、

野手 スモーク(新外国人)、廣岡大志(トレード)、梶谷隆幸(FA)、テームズ(新外国人)

育成 デラクルーズ(新外国人)、ティマ(新外国人)

 

主な退団

投手 岩隈久志(引退)、田口麗斗(トレード)

野手 田中俊太(人的補償)、山本泰寛(金銭トレード)、パーラ(退団) 等

 

ドラフト

本指名7人、育成指名12人 計17人

 

先発A リリーフB 打線A 守備A 走塁B

選手層S 話題性A 補強A

 

個人的キーマン

投手 菅野智之 野手 ウィーラー

 

・昨年ぶっちぎりでセリーグを制し、原監督の元、3連覇を目指す巨人。何と言ってもエース菅野投手の残留が決定したのが、大きかったと思います。今シーズン後のメジャー移籍が濃厚である為、今年の菅野投手は文句なしの成績を収めてメジャーへと挑戦すると予想します。菅野投手に関しては、怪我による離脱がなければ通常通りエースとしてローテーションを回ってくれると思います。

そして野手ですが、ここはあえてウィーラー選手をキーマンとさせて頂きます。コロナの影響でスモーク、テームズ両選手が来日出来ず、特にテームズ選手が守ると予想されるファーストは、現在高卒の秋広選手が守っているという状況です。そこでユーティリティ性もあり、チームのムードメーカーでもある彼が、明るさと打法で盛り上げてくれれば、良い雰囲気のまま、得点数が上がると思います。また、2選手が来日したら、助っ人勢のリーダーとして、日本の配球や、文化などを教えてくれるアドバイザー的な役割も期待出来ます。

リリーフに少々課題がありますが、圧倒的な戦力で、今年も優勝争いの一番手となるチームだと思います。

 

昨年2位 阪神タイガース

主な入団

投手 チェンウェイン(移籍)、アルカンタラ(新外国人)、加治屋蓮(移籍)

野手 山本泰寛(金銭トレード)、ロハスjr(新外国人)

育成 鈴木翔太(移籍)

 

主な退団

投手 能見篤史(退団→オリックス)、藤川球児(引退) ガルシア(退団)

野手 上本博紀(退団→引退)福留孝介(退団→中日)、ボーア(退団) 等

 

ドラフト

本指名8人、育成1人 計9人

 

先発S リリーフA 打線A 守備B 走塁A

選手層A 話題性S 補強S

 

個人的キーマン

投手 藤浪晋太郎 野手 大山悠輔

・大幅な選手の入れ替えがあった阪神ですが、これまでベテラン頼りだったチームが若手主体へと移行している感じがあります。まずは、投手ですが、開幕投手に選ばれた藤浪投手をキーマンとさせて頂きます。昨年はコロナ感染などがありましたが、終盤はリリーフとして徐々に復活の兆しを見せてくれました。そして矢野監督が開幕投手に抜擢。藤浪投手が復活、そして、何よりエース級の活躍をしてくれれば、阪神のローテーションはほぼ鉄壁なものとなります。

そして野手は佐藤輝明選手がものすごい活躍を見せてる中、4番の大山選手をキーマンとします。昨年は途中から打法が覚醒。スイングから迷いが消えた印象があり、28本のホームランを記録。ついに阪神待望の右の大砲へと成長しました。そして今年マークが厳しくなるのが予想される中、4番として昨年の様な活躍が出来るかでチームの順位が大きく関わってくると思います。

奇しくも共にドラフト1位の選手で、当然期待値も高いと思います。藤浪投手はエースとして二桁以上、大山選手は4番として30ホーマーを記録すれば、巨人を脅かすチームになるのではないでしょうか?

 

 

昨年3位 中日ドラゴンズ

主な入団

投手 ロサリオ(新外国人)

野手 福留孝介(移籍)、ガーバー(新外国人)

育成 山下斐紹(移籍)、ワカマツ(新外国人)

 

主な退団

投手 吉見一起(引退)、ゴンザレス(退団)、ロメロ(退団)、ブリトー(退団)

野手 アルモンテ(退団)、シエラ(退団)等

 

ドラフト

本指名6人、育成3人 計9人

 

先発A リリーフS 打線A 守備A 走塁B

選手層A 話題性B 補強C

 

個人的キーマン

投手 藤嶋健人 野手 木下拓哉

セリーグの中で最も補強が無かった印象があった中日は、ほぼ現有戦力のレベルアップを促しながら戦います。まず投手のキーマンはリリーフの藤嶋投手とさせて頂きます。昨年抑えのマルティネス投手が、コンディション不良の為、開幕が間に合わないという事で、中日はクローザーを欠くハンデを強いられます。そこに変わる代役守護神として、ハマる可能性はあります。岡田投手がライバルになりますが、どちらにせよ高いレベルでの守護神争いが繰り広げられると思います。

そして、藤嶋投手含め全投手の球を受ける正捕手の木下選手を野手のキーマンとしました。昨年は守備も安定しており、打てる捕手として一気にレギュラーとなりました。正捕手として、昨年と同じくらいの打撃成績を残し、守備で投手陣を引っ張る活躍に期待します。

 

昨年4位 横浜DeNAベイスターズ

主な入団

投手 ロメロ(新外国人)、風張蓮(移籍)

野手 田中俊太(人的補償)

育成 シャッケルフォード(新外国人)、宮國椋丞(移籍)、スターリン(新外国人)

 

主な退団

投手 井納翔一(FA)、パットン(退団)

野手 ロペス(退団)、梶谷隆幸(FA)、石川雄洋(退団)等

 

ドラフト

本指名6人、育成2人 計8人

 

先発C リリーフB 打線A 守備B 走塁C

選手層B 話題性B 補強C

 

個人的キーマン

投手 濱口遥大 野手 神里和毅

・FAで2選手が巨人に移籍し、打線や投手陣の核である外国人選手が来日出来ない為、かなり苦戦が強いられる横浜DeNAベイスターズ。その中で、投手のキーマンを濱口投手とさせて頂きます。開幕投手候補とも言われ、怪我人と移籍者が多い中、エースとしての活躍が期待されます。ベイスターズは若い先発投手が多く、その中で、日本シリーズ優秀賞などにも輝いた実績を持つ濱口投手が、ローテをまとめる存在になってもらいたいと思います。

野手は、移籍した梶谷選手に変わるセンターのレギュラー候補として、神里選手を挙げます。昨年も出場機会が限られたものの、インパクトに残る安打を放ったり、見た目にもプレーにも華がある選手だと思います。やや盗塁が少ないのがネックですが、自慢の俊足は大きな武器になるので、1番打者としての活躍を期待してます。梶谷選手が移籍した中、センターの一番手として今年のレギュラー候補筆頭だと思います。

 

昨年5位 広島東洋カープ

主な入団

投手 バード(新外国人)、ネバラスカス(新外国人)

野手 クロン(新外国人)

育成 なし

 

主な退団

投手 ジョンソン(退団)、モンティージャ(退団)

野手 小窪哲也(退団)、ピレラ(退団)、石原慶幸(引退) 等

 

ドラフト

本指名6人、育成1人 計7人

 

先発A リリーフC 打線A 守備B 走塁B

選手層B 話題性B 補強C

 

個人的キーマン

投手 栗林良吏 野手 田中広輔

・佐々岡監督2年目のシーズンですが、抑え予定のフランスア投手が開幕絶望、そして去年復活した堂林選手が開幕微妙と、厳しい中で開幕を迎えそうです。その中で投手のキーマンは、ドラ1ルーキーの栗林投手に注目します。最初はおそらく先発想定でしたが、フランスア投手の離脱、更に課題のリリーフ不足というチーム事情から抑えを任される可能性も十分あります。角度のある速くて重いストレートは、1イニングなら打つのは難しいと思うので、栗林投手の抑え起用は、個人的には全然アリだと思います。

そして野手は田中広輔選手を指名します。サード候補のクロン選手らと悩みましたが、やはり3連覇した頃の広島は、1番田中選手のチャンスメイクが非常に重要でした。塁に出れば足もある彼が1年間1番打者として、打線を勢いつける打撃が出来れば、元々攻撃力の高い広島打線は更に活発化すると思います。

リリーフという課題はまだあるものの、好素材や、期待の投手は多い為、誰かが埋めてくれるとは思います。栗林投手の抑え起用が上手くいけば、フランスア投手が戻ってきた時に、彼をセットアッパーに起用できるので、ドラ1右腕の起用法がかなりカギを握ると思います。

 

昨年6位 東京ヤクルトスワローズ

主な入団

投手 バンデンハーク(移籍)、サイズニード(新外国人)、田口麗斗(トレード)、宮台康平(移籍)

野手 内川聖一(移籍)、オスナ(新外国人)、サンタナ(新外国人)

育成 近藤弘樹(移籍)、小澤怜史(移籍)

 

主な退団

投手 近藤一樹(退団)、イノーア(20年シーズン中退団)、クック(退団)、五十嵐亮太(引退)、風張蓮(退団→DeNA)、山中浩史(退団)

野手 エスカバー(退団)、廣岡大志(トレード)、井野卓(引退)

 

ドラフト

本指名6人、育成2人 計8人

 

先発A リリーフB 打線S 守備B 走塁A

選手層A 話題性A 補強S

 

個人的キーマン

投手 田口麗斗 野手 塩見泰隆

・2年連続の最下位に甘んじたスワローズは、12球団イチと言っても良い程の積極的な補強を行いました。投打共に課題はあれど、やはり先発陣に課題が特にある為、投手の補強を多く進めました。その中で電撃トレードで加入した、元巨人の田口投手を投手のキーマンとします。左の先発が足りないヤクルトにとって、未来の有望株である廣岡選手を交換に出してまで獲った、まだ若いながらも経験豊富な投手です。球のキレと、コントロールが良く、ヤクルトでは石川投手に似たタイプなので、本塁打が出やすい神宮球場でも、大崩れしないピッチングが期待できます。実力は折り紙付なので、あとは環境の変化に慣れれば、十分ローテションの柱として投げてくれると思います。

変わって野手は、塩見選手を挙げさせていただきます。昨年限られた試合出場ながら、パワーとスピードを魅せてくれました。身体能力が高く、足もあり、パワーも持ち合わせるタイプなので、今年は1番で固定して、のびのびと打たせてあげれば、持ち前のプレーを活かしたダイナミックな1番打者へと成長してくれると思います。

投打の補強が積極的で、今期にかける思いはかなり強いヤクルト。若手とベテラン、そして新戦力が融合して、Aクラス巻き返しとなるのでしょうか

 

というわけでセリーグの戦力チェックとキーマンを挙げさせてもらいました。野手は打線のの核となる選手と、1番候補が多かったですね。

ではまた次のパリーグ編で