初の対外試合!注目のゴールデンルーキー、サウスポーコンビの「プロ初登板!」

2022年2月26日、高知県の春の運動公園野球場なたて、千葉ロッテマリーンズを迎え、プロ野球プレシーズンマッチの試合が行われました。

 

マリーンズも先発の佐々木郎希投手や、今年のドラフト1位の松川捕手など、期待の若手選手が多く出てる中、我がライオンズは、4球団競合のドラフト1位隅田知一郎投手、2位の佐藤隼輔投手が揃ってプロ初登板を果たしました。

 

ついにベールを脱ぐ黄金サウスポーコンビの初登板を簡単にまとめさせて頂きます。

 

隅田知一郎

3回 64球 被安打4 4奪三振 2四球 1失点

・かつての菊池雄星投手の登場曲で、初の先発マウンドに上がったドラフト1位の隅田投手。1番のロッテドラフト2位、好調の池田選手から三振を奪うスタートを切ると、1人ランナーを許しながらも、4番の山口選手を変化球で空振り三振。

続く2回は、5番の松川選手にセンター前への上手いヒット、ワイルドピッチと四球でノーアウト1.2塁のピンチを背負ったものの、ここからギアを入れ替えたのか、セカンドゴロ、サードライナー、見逃し三振で1点も許さないピッチング。

3回は、ツーアウトランナー1.2塁の場面からカウントが悪くなった所で、先程抑えた山口選手にタイムリーを打たれ1点を失うも、続く松川選手は先ほどのリベンジと言わんばかりに、セカンドゴロで抑え、今日の登板は終了。

3回に1点を失ったものの、「プロ初先発」は上々の内容だったと思います。この日のストレートは140キロ前半だったものの、球速以上にノビを感じ、コーナーを突くコントロールもあり、変化球のキレも申し分なかった様に思いました。特に変化球は大きなカーブや、キレのあるスライダー系、決め球のチェンジアップなど、非常に良いものを持っていると思いました。流石ドラフト1位の投手と感じましたね。

球数がやや多かった事、セットポジションになってからのピッチングが次回への課題だと思いますが、ルーキーの初登板としては充分な内容だったと思います。緊張もあった中、気持ちよく投げていたと思います。

ただその後の、解説者の松沼さんとの試合後のインタビューでは、マイペースな性格と言うのもありますが、話す内容がたどたどしくて、ちょっと不安な感じはしました笑

そこを含めて、隅田投手のポテンシャルというものを感じる事が出来たプロ初登板だったと思いました。

 

佐藤隼輔

3回 66球 被安打3 2奪三振 2四球 2失点

・隅田投手、佐野選手と繋いで、3番手としてマウンドにドラフト2位ルーキーの佐藤隼輔投手がマウンドに上がりました。

簡単にツーアウトを取ったものの、2本のヒットで1.3塁のピンチ、9番の同じ宮城県出身の平沢選手にタイムリーを打たれ、1点を失いました。

続く2回は捕手が森選手から牧野選手に変わり、リードが変わってのピッチング。四球からワイルドピッチ、犠牲フライで更に1点を失いました。三振を奪ったり、詰まらせたり力はあるものの、無駄な1点を失った印象でした。

ですが3回は、徐々に慣れてきたのか、自慢の力強いストレートがストライクゾーンにハマり、1回2回のピッチングが嘘の様な落ち着いたピッチングで、見事な三者凡退でした。3回の様なピッチングが始めから出来れば、楽に抑えられる事を証明出来たピッチング内容だったと思います。

全体的見て、ほぼストレートとスライダーの2種類のみを投げていた印象でした。打たれはしたものの、腕の振りが良いフォームから放たれるストレートは力強く、持っているものは素晴らしかったです。

しかし初登板で多少の力みや緊張はあったものの、ピッチングの組み立てや、ストレートに比べ、変化球を投げる時は少し自信が無かった印象でした。ですが、ケガ持ちだった事を考えると、キャンプA半スタートで、ここまでケガ無く、マウンドで投げられた事がまず良かったです。そして頭も切れる投手の為、今日のピッチングを踏まえ、次回以降の登板に活かして欲しいですね。

 

一方の対戦した千葉ロッテマリーンズですが、先発の佐々木郎希投手はこの日最速158キロを投じ、3回まで投げて7奪三振を奪いました。しかも、ライオンズ打線は3回を四球すら出せずにパーフェクトに抑えられました。見てて当たり前に三振を奪える様な支配的なピッチングでした。

そしてバッテリーを組んだドラフト1位の高卒捕手の松川選手は、バッティングを買われ5番打者で起用され、隅田投手から技ありのセンター前ヒットを放ちました。そして守りでは佐々木郎希投手の150キロ越えのストレートを当たり前の様に捕球してました。

この令和以降に指名された、高卒選手のバッテリーはかなり警戒しないといけないかも知れません。

 

また、ライオンズの隅田投手が投手タイプとしては荒々しいタイプ、隼輔投手が丁寧なピッチングをするタイプとの触れ込みでしたが、今日に限っては逆なイメージがありました。

隅田投手が丁寧にコーナーを突き、隼輔投手がストレートで押すピッチングの印象を受けました。

ですが、今はまだ調整段階の為、ここからどの様なピッチングをシーズンで披露してくれるのか楽しみです。

また、外野のレギュラーを狙う、好調の鈴木将平選手の2本の左方向へのツーベースも素晴らしかったです。振り負けずに力強い打球を飛ばす事が出来ており、昨年まで一緒に2軍でプレーした松井ヘッドも心なしか、喜んでおられました。

 

それではまた次のライオンズの記事でお会いしましょう