上に立つ立場とは、求められるモノと素質

お久しぶりです。先日、新入社員の発表があり、私の店舗に配属されるとの通知がありました。

 

2023年4月を迎えると同時に、新たに新生活をスタートさせる方々が多くいらっしゃると思うので、久々に真面目なブログを一本。

 

私は高卒8年目、現在ある販売業の副店長をやらせていただいております。

2019年3月の店舗異動のタイミングで副店長に任命させて頂きました。慣れない事、難しい事はあるものの、責任とやりがいを感じています。

 

ナンバー2のポジション男女の違いはあるものの、店長の補佐、店長になる為の準備、店長公休時の店の最高責任者、スタッフのまとめ役・教育など、店長とはまた違う仕事が与えられています。

僕も一昨年からつかせて頂いて、まだまだレベルアップは必要だなと痛感されました。

 

以前のブログでも書かせて頂きましたが、一応店長を目指しているつもりです。

 

僕はこれまで現在進行形で、8人の店長の元で仕事をしてきました。高卒時から異動が多かった為、多くの店長の元で修行を受けてきました。

 

当然、店長によってカラーや、やり方は違いましたし、合う合わないもありました。8人の元で仕事をしてきたので、良い店長、悪い店長の見分けもしてきました。

 

悪い店長に共通する事は、「コミュニケーション不足」「自分のさじ加減の指示」「怒る時に頭ごなしに怒る」の3つかなと思います。

 

社会人の基本、報連相や、仕事内外での他の従業員との会話をせずに、コミュニケーションを取らない。

出来もしない量の仕事を押し付けて、できなかったらやり方が悪いと言っておいて、解決策を提案してくれない。

ミスをした時に、なんでミスをしたのか、何で怒られてるのかを明確にせずに勢いだけで怒る。

 

これはもう、店長という立場を利用した、職権乱用です。上に立つものの素質とは言えません。

ある意味、反面教師にはなると思いますが、上の3つに当てはまる、もしくは全部該当してた店長は、店長以下のスタッフから支持されてなかった印象がありました。

 

僕もふと気付いたのですが、マンガの中のリーダー的なキャラや、実際のスポーツの監督などで成功を収めている人に共通するのは「優しい」という事でした。

 

優しいと言っても、ミスをして、いーよいーよと言うのではなく、例えばミスをした時に、どこがダメだったから怒られるのかをしっかり伝えてくれる。部下の意見を尊重した上で、指示を出したり、仕事の提案をする。

 

あくまで僕の個人の意見なので、必ずしも正解では無いですけど、僕が入社当初に望んでいた優しさは上記のものでした。

 

悪い店長は部下を駒、酷い人は奴隷として使ってますが、良い店長は、自身の後継者候補として、一社会人として対等に扱ってくれます。

 

どちらの下につきたいかは一目瞭然です。

 

僕の好きなマンガにNARUTOという作品があります。その中で波風ミナトというキャラがいるのですが、作品の中でも最強クラスの忍者のキャラクターです。

戦う時はもちろん強いのですが、部下の指導になると自身の立ち位置を利用せず、目線を下げて、穏やかな表情で、1人の忍者として温かく接していました。

 

昔から、親と上司は変えられないという運命がありますが、部下の失敗は上司の責任という言葉も存在します。

今時の言葉を利用すると「店長ガチャ」なんて表現もありますが、比較的私は、運良く当たりを引いている感じです。今の店長が、新しい新入社員にとって当たりとなってくれる事を願うばかりです(表現はあまり良くはないが)

 

上司が出来ない事は、部下が出来なくて当然ですし、それを部下だけが責任を負うのは間違っています。

 

僕もいずれ店長になった時には、従業員が働きやすい環境を作って、従業員1人1人の個性や長所を店長として引き出してあげる。

そんな上司になりたいと思います。

 

たまには真面目なお話でした。