今週のライオンズ 2020年7月7〜7月12日

7月7日(火)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 高橋光成(西)  有吉優樹(ロ) 8-6●

5 スパンジェンバーグ

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

D 栗山巧

9 木村文紀

8 川越誠司

7 鈴木将平

・最大風速16mと強風が吹き荒れる千葉でのゲーム。試合内容も同様に運に見放されたり、悪いプレーが出たり荒れていたと思う。ライオンズ先発光成投手は4回まではほぼ完璧なピッチング。しかし5回に1つのツーベースからリズムを崩し逆転される。今日の失点6のうち、左バッターから打たれたのが5点分。風の影響かウイニングショットのフォークが甘くなり、甘く入った所を痛打された。キャッチャーの森選手含め、初球の入り方や状況に応じた配球などもう少し丁寧さを持って欲しいと思った。

野手のプレーは審判の際どいジャッジや、エラー、チャンスであっさり凡退など安打数の割にはちぐはぐの印象。また山川選手のホームラン確信の辺りが風に戻されてフライになったのも大きかった。もちろん自然には逆らえないし、プレーもジャッジも人間が行う事なので、運も味方に付けたロッテが一枚上手としか捉えるしかない試合だと思った。

ただ、川越、将平両若手外野手のプレーが光った試合。川越選手は選球眼と強肩。将平選手は巧みなバットコントロールを少ない機会で披露出来ており、しばらくはこの2人を起用して欲しい。

 

7月8日(水)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 今井達也(西)  小島和哉(ロ)  0-3◯

7 スパンジェンバーグ

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

5 中村剛也

D 栗山巧

9 木村文紀

8 鈴木将平

・今日は今井投手の好投に尽きる。四死球は5とやや多かったものの、ピンチの場面でも集中力を切らさず見事に抑える事が出来ていたピッチングだった。今日も強風の影響なのかスピードよりもコントロールを意識してた様な投球。今井投手が好調の時はアウトコースにスピンの効いた綺麗なストレートが決まる為、今日は非常に安心して観ていられた。

打線もロッテ先発小島投手から少ないチャンスから得点を稼ぐ事が出来た。小島投手も好投していた為、それまで今井投手がしっかり踏ん張り、打線もタイムリーとホームランで先制中押しと効率よく点を重ね、投打が噛み合った試合だった。

 

7月9日(木)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 本田圭佑(西)  岩下大輝(ロ)  

7 スパンジェンバーグ

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

5 中村剛也

D 栗山巧

9 川越誠司

8 鈴木将平

・雨天コールドによるノーゲーム。 

 

7月10日(金)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 ニール(西)  石川歩(ロ)  6-7○

8 鈴木将平

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

D 栗山巧

7 スパンジェンバーグ

9 川越誠司

5 山野辺翔

無観客試合を経て、5000人のファンが入っての試合。少しずつではあるが、ファンがいる普段の光景に戻りつつある。ライオンズ先発ニール投手、持ち前のコントロールの良さが生きず球が全体的に高かった。いつも安定感抜群のピッチングを見せるのだが、ここ3試合失点が多く、今回も普段のピッチングとは程遠いものだった。去年からの外国人連勝記録が12で止まるピンチもあったが、今日はベテラン栗山選手の活躍が光った。8回に同点となるツーランホームラン。9回二死満塁フルカウントで押し出しとなる四球を選ぶなど、同点と逆転のお膳立てをしてニール投手の負けを消すだけでなく、勢いのあるロッテに現時点での勝ち越しに成功できた。持ち前の選球眼は今年も現在。やはりここぞの場面で頼りになる大ベテランだ。

 

7月11日(土)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 松本航(西)  種市篤暉(ロ)  6-4●

8 鈴木将平

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

D 栗山巧

7 スパンジェンバーグ

9 川越誠司

5 山野辺翔

・初回の失点がほぼ全てだった。エラーでリズムを狂わされたのか、松本投手の調子が悪かったのかは分からないが、2本目のツーランで4失点は痛かった。菅野選手のホームランのみで切り替えれてればと思いたくなる内容だった。ただ松本投手も四死球6は流石に多すぎる。今日の球数96球のうち、最低約4分の1がボールとなっている為、それでは野手陣の攻撃のリズムも崩れてしまう。その中で、若手の将平選手の活躍が光った。プロ初ホームランを含む2安打2打点の活躍。特に6回のタイムリーは変化球を上手く拾っての技ありの一打だった。これで4試合安打とし、秋山選手の後釜の1番センターとしてこれからの活躍が非常に楽しみな存在である。

また今日に限っては山野辺選手がエラー、川越選手がノーヒットで得点出来なかったり、失点に繋がる悔しい結果になったが、それでも使う価値のある若手である為、失敗を恐れず積極的なプレーを今後も期待している。

 

7月12日(日)VS千葉ロッテマリーンズ

先発 與座海人(西)  フローレス(ロ)  5-8◯

8 鈴木将平

6 源田壮亮

4 外崎修汰

3 山川穂高

2 森友哉

D 栗山巧

7 スパンジェンバーグ

5 呉念庭

9 川越誠司

・プロ初勝利まであとアウト1つ。先発の與座投手がここで無念の降板となった。與座投手にとっては1勝する大変さを改めて分かったマウンドだったと思う。安打は多かったが何とか粘るも、あと一歩粘り切る事出来なかった。次回こそ初勝利を目指して頑張ってください。

一方の打線はロッテ先発のフローレス投手を攻めて6点を奪う事に成功。情報がほとんどない初対戦の相手ではあったが、今年1番良い打線の繋がりで見事勝利する事が出来た。先制、中押し、ダメ押し点と随所で得点に成功。これぞライオンズの打線だと思えた試合だった。

 

今週を振り返って 3勝2敗(1試合中止)

・ロッテサイドはこの西武6連戦から、1番に好調の荻野選手、2番に強打のマーティン選手の攻撃的な1.2番を展開。これが功を奏し、大量得点に繋がるパターンもよく見られた。この上位打線の影響か、2試合目の今井投手以外先発陣が打ち込まれてしまった。今は中継ぎ陣が良いので何とか踏ん張れているが、不調になった時にこの戦い方をされるとかなり苦しくなると思った。また、ロッテといえば俊足の選手が多く足でかき回された印象。特に荻野選手、9番の藤岡選手に多く走られ、中軸で返されるパターンが多かった。やはり俊足のランナーがいる中でのリードは真っ直ぐ主体になりやすいので、キャッチャーの森選手も単調なリードが目立ちしてやられた感はあった。6試合全て森選手がスタメンマスクだった為、岡田選手や柘植選手がマスクを被る選択肢もあったと思った。

ライオンズも俊足の選手が多いのだが、今シーズンはあまり盗塁をしてるイメージがない。ライオンズももっと足を絡めれば去年一昨年の様に得点力は必然と上がると思う。その中で若手の将平選手の活躍が目覚ましい。ロッテ戦5試合で全てヒットを放ち、新たなリードオフマンとして名乗りを挙げた。辻監督もしばらく1番センターの起用を明言。秋山翔吾の穴を埋めてくれる、いやそれ以上の存在となってくれる事をいやがにも期待したい。

少し厳しい振り返りにはなったが、上位のチームに勝ち越す事が出来て良かった。次はパリーグで今1番勢いのある楽天。浅村選手、鈴木大地選手のFA組が好調。移籍間もない大地選手やロメロ選手も既に戦力として機能している。また、楽天はリーグ屈指の中継ぎ陣を誇るので、長期戦にもつれ込む前にケリを着けたい。かなり厳しい戦いが予想されるが勝ち越しを狙って頑張って欲しい。

 

今週の個人的MVP

投手 今井達也

野手 鈴木将平

 

Leolution!

ライオンズ3連覇へ