実はポルノグラフィティが大好きな男のアルバム紹介 foo?編

早くもポルノグラフィティのアルバムを振り返る企画の第2弾でございます。今までの記事の中で、1番書きやすかったです笑

ちなみ今回からおすすめ度を最大☆5つで付け加えます。前回のアルバムのおすすめ度は最後に載せます。

ではどうぞ

 

foo?(2001)

ポルノグラフィティとしては2枚目のアルバムで、foo?というタイトルは、2作目という所からひぃふぅみぃ(一二三)のふぅ、そして一つ終わって、ふぅと休憩のため息を付く事が掛かっています。タイトルはユニークですが、収録されている楽曲は、バライティに富んだ名曲が多いです。

 

1.INNERVISIONS ☆☆☆☆☆

打ち込みの電子音から始まるイントロから、流れる様なアッパーチューンで、ポルノグラフィティとしては珍しく、ラップ調の楽曲。普段のトークは嚙み噛みの昭仁さんも(そこがまたかわいい)、この曲含め、どんなに並べられた歌詞もスラスラと歌いこなしてしまいます。初めて聴いた人はこんな曲があるのかと衝撃、昭仁さんを知ってる人ならギャップを感じる曲だと思います。

 

2.グァバジュース ☆☆☆☆

前作に引き続き、晴一さんお得意の恋の比喩表現です。簡単に要約すると、グァバジュースの様に恋は甘くないぞと言うのですが、晴一さんはグァバジュースを飲んでおらず、実際にはすっぱいグァバジュースを、甘いものとして作詞されていたらしいです。

 

3.サウダージ "D" tour style ☆☆☆☆☆

大ヒット曲のサウダージのアレンジ版です。サウダージの解説についてはまた次回以降に。オリジナルのサウダージより、重めな楽器音が入っているのが特徴です。ライブや歌番組などでは、こちらで披露される事が多いです。

 

4.愛なき‥ ☆☆☆☆☆

シングルにしてもヒットしそうな、壮大なロックバラード曲。愛がないこの時代に、君と付き合っていて、さらにその愛は本物だと訴える様な、中々重めの歌詞。この歌詞は昭仁さんが書いたのですが、晴一さんが書く歌詞と違い、どちらかと言えばリアルに近い印象があります。語りかける様な曲の為、個人的にはライブの最後の方で歌って欲しい曲です。ポルノが好きで狙ってる子がいたら、歌うのも良いのではないでしょうか(責任は負いません)

 

5.オレ、天使 ☆☆☆☆☆

これぞ晴一さんの比喩表現が、天才的にめり込まれた中の一曲。天使目線から見た、地球上の人間達の生活を歌詞にしています。天使という非現実的な第三者目線、2000年代当時の日本を見た情景、その中で天使が代弁して伝えたいメッセージ性もあり、他のアーティストさんではまず聴けない曲となっております。癖になりそうな独特のメロディーとも相まって、カップリングですが、これはポルノファンの中では名曲だと思います。

 

6.サボテン ☆☆☆☆☆

5枚目シングル曲。晴一さんが当時の彼女さんの部屋で作詞してる時に、たまたまあったサボテンからこの曲のタイトルがつけられました。

彼女に構ってあげると喜ぶ(=水をあげる)、彼女とケンカをしたら怒られる(=サボテンのトゲが刺さる)、彼女の笑顔をみれる(=サボテンの花が咲く)の様に、恋愛をサボテンに例える歌詞と、少しセンチメンタルな曲調が見事にマッチしてる、メンバーの間でも大切な曲の一つです。ちなみに歌詞が全て過去形のサボテン Sonorityというのも存在します。

 

7.Name is man 〜君の味方〜 ☆☆☆

歌詞の中の主人公は、恋人がいるけど不器用な男。彼女の為に、何かしてあげたいけど俺は不器用で何も出来ない。でもあなたを守る事、あなたへの気持ちは本物だという事を伝える、なんとも微笑ましい曲。世界観としては、このアルバムの中では1番シンプルなものだと思います。

 

8.デッサン#2 春光  ☆☆☆☆

春光と書いて、「しゅんこう」と呼びます。前作のデッサン#1は昭仁さんの別れの曲でしたが、デッサン#2は晴一さんの父が亡くなった時の曲になります。歌詞には何も出来ずやるせないリアルな晴一さんの想いが綴られています。

命の重みや尊さを肌で感じる、切ないバラードソングとなっております。まるで涙を流す程の、感動する映画を曲にした、そんなどこか温かみのある楽曲です。

 

9.ミュージック・アワー ver164 ☆☆☆☆☆

3枚目シングルミュージック・アワーのアレンジ版。ミュージック・アワーの解説はまた後日に。イントロがJOPG-FMと始まります。ライブではこのバージョンで披露される事が多いです。もうお分かりだと思いますが、PG=ポルノグラフィティの略です。

 

10.空想科学少年 ☆☆☆☆

近未来を舞台にした楽しくもどこか切ない客。この曲の未来は、まるでドラえもんの世界の様に、メインは人からロボットへ生まれ変わって行く世界を描いています。顔はコンプレックスを感じない様に自由に作り替え出来て、人間トラブルで心が傷ついたら気軽に取り替える。でも、その顔はどこか無機質で、心を入れ替えたら大切な人をすぐに忘れてしまう。AIやロボットならではの、機械的なメリットデメリットが何ともリアルな曲です。しかし、この曲を寝てる間に思いついた晴一さん、流石です。

 

11.Report21 ☆☆☆☆☆

先程の空想科学少年に続いて、近未来を舞台に描かれた歌詞。この曲は昭仁さんが書いたのですが、こちらは割とすぐ先の未来を書いていると思います。このアルバムが出たのが2001年で、歌詞に「液晶ディスプレイ」や「巨大なスクリーン」などが今で言うスマホや、渋谷の大型ビジョンなどのわりと今の現代日本が描かれています。時代の繁栄の追いつけないスピードが、アッパーチューンの流れるメロディーで表現されており、非常に盛り上がる曲となっております。

 

12.夜明け前には ☆☆☆☆

ラストは愛情たっぷりなラブバラード。真夜中でも彼女に会いたい男性目線の歌詞と、夜をイメージした優しいメロディーがなんともマッチしております。ややわがままな男性として描かれており、わがままな男性が主人公の歌詞は、ポルノグラフィティの中でも中々珍しいと思います。

 

はい、というわけで2作目のfoo?の解説でした。このアルバムの曲は舞台設定や、歌詞の中の主人公がすごくわかりやすい印象でした。ではまた次回以降のアルバムへ続きます。

 

おまけ 前回ロマンチスト・エゴイストのおすすめ度

1.Jazz up ☆☆☆☆

2.Century Lovers ☆☆☆☆☆

3.ヒトリノ夜 ☆☆☆☆☆

4.ライオン ☆☆☆

5.憂色〜Love is you〜 ☆☆☆☆

6.Heart Beat ☆☆☆

7.マシンガントーク ☆☆☆☆☆

8.デッサン#1 ☆☆☆☆☆

9.アポロ(New Apollo Project Version) ☆☆☆☆☆

10.ラビュー・ラビュー ☆☆☆

11.ジレンマ(How To Play "didgeridoo Version")

☆☆☆☆☆

12.リビドー ☆☆☆☆

13.ロマンチスト・エゴイスト ☆☆☆☆